しじみが上の階(もはや倉庫と化しつつある)に、ひとりで居る時間が長くなってきた。
「落ち着き」のひとつと捉えていいのだろう、やはり遊んだり文句言ったりは人間であっても
安心できる場所は人間が居ない方が。という事であろうか?
上の階はダンボールのカスが床一面にひろがっている。
しじみはダンボールを食いちぎるのが一番良いひとりあそびらしい。
ま、服とかやられなきゃいいや、折角だから好きにさせとこう。
本がやられてないのもスゴイな、しつけたワケじゃないのに。
ただ、お隣との壁がスッゴく薄い部屋なので(床に至っては共通素材で
あたかも同じ部屋に居るが如く音が聞こえる)
暴れられるとちょっと困るかな。
しじみがアンナの相手をしないのでさびしいのだろう。
アンナが珍しく単独で降りてくる事が増えた。ほんで、ワシの膝の上でくつろぐ。
眠くなると服のボタンをチュウチュウと吸い始める。
おっぱいでない事を思い出してはアタマの上まで登ってきて
クシャミをかまし、鼻水を振りかけてから降りる。